昔流行した、「7.5HZ怪文書」もそうであるように、怪文書のよりどころとする「科学」は、たいてい「エセ科学」である。
<怪文書に関してはここを参照> こういった怪文書を見破るには、ある程度の科学的知識や洞察力が必要だ。 エセ科学を扱かうBLOG等も参照して勉強して欲しい。 しかし、すべての学問に精通するのは不可能。 だまされないために、洞察力の方を鍛えた方がてっとり早そうだ。 ここで、私が編み出した「エセ科学簡易判断基準」を紹介したい。(えらそー) 基準は簡単。 論理が一方的か、そうでないか(公平か)の違いを見分けることだ。 真の科学者は、真理を追究するから、自己の考察に徹底的に反論を試みる。 また、自己の結論に対し、考えられる問題点を具体化する。研究がより進むように願う態度か。 多くの科学的「まじめ本」には、そういった態度が共通してみられる。 思うに、偉大な科学者ほど、「科学の限界」を痛感するが故にか、自己の研究を賛美せず、問題点にふれておこうとする態度が見られる。 一方、エセ科学は、自分の主張を繰り返し、賛美し、絶対視し、それが包括する問題点については触れようともしない。 たとえば、昨今、「~が、ガンに効く」といった本が多い。 それがたとえ自然食品であろうと、副作用の可能性や、効用に対する疑問点、諸問題も必ずあるはずである。 その記述があれば、科学的態度と評価できるが、これらほとんどの宣伝本は、「いいことだけ」を書いている。 理由は、著者が「真の科学者」なのではなく「儲けの当事者」だからだ。 真実を追究しているのではなく、利益を追求しているからだ。その態度は子供と変わらない。 子供が、おもちゃを買ってもらおうと、親にねだる時… 「大事にするから」 「ちゃんと片付けるから」 「いい子になるから」 と、普通は言う。 しかし、真実をみすえて、 「たぶん、1週間ぐらいであきちゃうかも」 「来年には、別のシリーズが出るから、今年一杯ですてちゃうかも」 「今日は片付けやるけど、明日になれば忘れちゃうんだよね」 などとは、思っても言わないはずだ。(子供は真剣にねだる故に、諸問題に考えが及ばないかもしれないが…) 食器洗い機の宣伝を見ると、「水道代が~円オトク!」 という文句が目立つが、同時に「電気代がどれだけ上がるか」 に言及している広告には出会ったことがない。 かなり熱いお湯を使って洗ってくれるのだから、かなり電気を食うはずなのだが… 未検証だが、もしかして、水道代が減ったお金より、電気代の方が高いのでは?とまで思ってしまう。 というわけで、宣伝と真実は、必ずしも一致しない。 従い、宣伝的態度のある主張は、私は科学とは思わないし、容易に信用しない。 これが私の「簡易判断基準」である。 #
by superserver
| 2009-11-11 11:11
| コラム
|
Comments(10)
成功させたい案件も、周りの環境次第で「努力する事自体がばかばかしく」思える程ハードルが高い時もある。精神論で「気合」を入れるのも良いが、限りある営業資源をどうにもならない事に使うのは愚かである。
気合だけの上司は言うだろう。「どんなに環境が悪くても、チャンスが訪れる時が来る」 確かにそうなのだが、チャンスが来るまでは、より成果の出易い案件を進めたほうが賢い。 「待ちモード」や「あきらめモード」は、決して臆病者の「逃げ」ではない。 チャンス到来時に「しめた!」と、案件の再構築に移れるのが「待ち」であり、既に「逃げ」てしまっている場合、なかなか案件にもどれず、あるいはチャンス到来にさえ気づかない事が多い。 そこで提案したいのは、案件ごとに力を入れるかどうかのモードを細かく設定する事だ。最低5段階ぐらい。 1.「強い攻め」モードでは、時限を定めガンガン攻める。他の案件をないがしろにしてでも攻める。コストがかかり長期的には使えないが、短期集中で、成果が高確率で見込める。 2.「弱い攻め」モードでは、他の案件に波及しない程度に攻める。通常の仕事のモードがこれ。 3・「積極的な待ち」モードでは、すぐに成果を得られる可能性は薄いが、環境を作りつつ、外堀を埋める作業を行い、チャンス到来を待つ。 4.「消極的な待ち」モード。非常に可能性は低いが、定期的に情報収集は行い、タナボタ式にチャンス到来があれば案件を再開できる環境は残しておく。コストはほとんどかからない。 5.「あきらめ」「逃げ」モード。案件の実質破棄。万が一チャンスが到来しても「あれはあきらめたのだから、もうやらない」と言い切れる覚悟があればこのモードに移行し、他の案件を模索する方が価値があるかもしれない。 そして、大事な事は、定期的にモードを見直す事である。当然モードは仕事の優先順位を作るから、誤ったモードで長期間仕事をすると、最適な結果が得られないことになる。 あ、環境をも変革する力と不思議な法を持っている人は、5番のオプションは無しにしてもOK(笑) #
by superserver
| 2009-08-09 06:29
| 仕事
|
Comments(5)
「九項目」の再確認と、私の拙いコメントです。
・朝早く来た人は、勝ち ネットのせいで寝不足になったり、仕事に遅れるようではダメ。ネットを使え。使われるな。 ・勤行する人、題目をあげる人は、勝ち すべての縁を良い方向に捉え、自己の成長の為に生かせ ・健康で生き生きと仕事をする人は、勝ち。頑健になろうと工夫して、すべてを成し遂げようとする人は、勝ち ネットのせいで夜更かしや、だらだらとした生活になるようなら負け。メリハリを! ・調和して、チームワークをとれる人は、勝ち ネットとはいえ、同志とのチームワークをないがしろにしてはいけない。 ・後輩を大事にする人は、勝ち ネット上で知り合った先輩・後輩も、「何かの縁」と前向きに活かす智恵を。オフ会をやろうってわけじゃありません(笑) ・後輩や女性を、怒鳴ったり、いじめたりする人は、幹部の資格なし。理解し、包容し、励ます人が、勝ち ネット上でもリアルでも、同志をいじめたりする人は絶対に負け。 ・智慧のある人、力のある人、努力をする人を大事にする人は、勝ち 狭い修羅界の虜になるな!がんばっている人を羨み、揶揄するような心の萌芽を潰せ。 ・外交の天才たれ!いずれの会社でも、団体でも、その人がいれば、勝ち ネットの世界も外交は外交。味方を増やすにはどうしたらいいかを常に問え。 ・曖昧な態度は、敗北。『良い人は良い人』『悪人は悪人』として、見極めていく人が、勝ち 要領のいい人間、卑怯な人間は、厳しく見ていかなければいけない 会員だから皆同志、という事無かれ主義では敗北。悪は悪、と言い斬っていく言論を。 トラックバック→創価王道「インターネットの可能性」 http://d.hatena.ne.jp/sokaodo/20090808/p1 #
by superserver
| 2009-07-27 23:19
| ネット論
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Comments(0)
以前、ウェブであろうと、名文は名文であり、良いBLOG等を読むのは読書と同じ位、有益だ、との主張を書いた。
今回はその逆。くだらないサイトを読むことは、普通に考えて時間だってもったいないんだけど、それ以上に罪業を積んでしまう愚かさを。 (創価王道の記事「フィールドを選べ」もあわせて読んでいただけるとありがたい。) まず、大聖人のお言葉を拝したい。 「相構え相構えてとわりを我が家へよせたくもなき様に謗法の者をせかせ給うべし、悪知識を捨てて善友に親近せよとは是なり」(日女御前御返事p1244) アンチサイトや、成りすましが跋扈する掲示板には近寄るな!との警鐘ともとれる。 そういう所は、いわば「悪鬼乱入の寺社」とも言えよう。 では、「ちょっと見てこよう」と、興味本位で覗く行為は御書にはどう説かれるのか。 「一見と称して謗法を致せる悪鬼乱入の寺社に詣ず可けんや」(日興遺誡置文p1617) 行ってはならない、との厳しい仰せ。 皆様ご存知の通り、悪徳週刊誌などを「買わない」ことは、謗法への布施を止めることになる、という認識はある。けれども、悪徳HPをクリックするだけで、そのHPは「人気がある」ことになってしまう事実・・・「見るだけで」応援になっている事実は意外と顧みられていないのではないだろうか。(観察行為自体が、対象に影響を及ぼす点を、「シュレーディンガーの猫」を用いながら解説し、WEBがもつ新しい哲学的枠組みに関して考察するのはまた今度ね) では、先生は、くだならいネットを見ている人に、どう指導されるだろうか。もちろん具体的には触れられていないが、想像する事はできる。 以下のスピーチが参考になるだろう。 名作を読め! 一、私の青春時代は、トルストイ、ユゴー、ホイットマン、チェーホフ......あらゆるものを読みました。 読書を怠れば、戸田先生が許さなかった。 「大作、今、何を読んでいるのだ」 「それは、どこまで読んだのだ」 「では、その内容を言ってみろ」と。 矢継ぎ早に追及され、ごまかそうにも、ごまかしようがありません(笑い)。 当時、私は、苦境にあった先生の事業を支えて、朝から夜中まで、くたくたになるまで働きました。 それからです。私は読みました。 皆も読まなくてはいけない。いい小説を。いい本を。 くだらない雑誌などを読んでいる者がいると、戸田先生は烈火のごとく叱られました。 現実の課題と必死に格闘しながら、心は広々と、世界の文学に学んでいくのです。 (第4回全国青年部幹部会 2007年12月) 先生は、「人生は早いよ。だから私は、一瞬一瞬が真剣勝負だという思いで戦っているんです」と。 WEBという便利ではあるがちょっとややこしいツール。一クリック一クリックが真剣勝負!というぐらい有意義に使って行こう! え、マウスが壊れるって? #
by superserver
| 2009-07-27 00:00
| ネット論
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by superserver リンク帳。
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